カラーミーショップの特徴。メリットとデメリット

(2022年5月に内容をアップデートしました)

これまでカラーミーショップ単独の使用感や感想を書くことはなかったので、あらためて書いておこうと思います。

カラーミーショップ(PRリンク)といえば、2005年からサービスをはじめた老舗サービスです。

2021年にフリープランが導入された一方で、スモールプラン・エコノミープランの廃止&レギュラープランの値上げ(といってもほぼ必須機能がプラン標準として追加されただけなので実質変わらない)など、最近は様々な変化がありました。

[base_inline/]、Shopify (PRリンク)など近年は新しいネットショップサービスもどんどん台頭してきています。

その中でカラーミーショップはどういう立ち位置にあるのか、メリット、デメリットは何かということをサイト制作の面から、運用面から書いてみたいと思います。

カラーミーショップの強み・メリット

先に書いておくと、カラーミーショップの強みは「自由度の高さ」と「情報量の多さ」だと思っています。

情報量の多さ

冒頭に書いたとおり、2005年から20年近く継続しているサービスであり、累計4万店以上に利用されている(公式サイトによる)ことから利用ショップや制作会社も多く、多少のトラブルやカスタマイズで躓いたりがあっても、ネット検索すれば解答が見つかることも多いでしょう。

うちのサイトにもいくつか書いてます → 「カラーミーショップの記事一覧

公式による情報発信も多く、コラム「よむよむカラーミー」、YouTube、Instagram、Twitterなど様々なメディアを通じて公式の情報を入手できることも大きいです。

自由度が高い

配送会社が縛られていることもなく、決済会社が縛られているわけでもなく(フリープランに限りカラーミーペイメント一択)、自ショップの状況や都合にあわせて自由に取り入れることができます。

標準で用意されている機能だけで物足りなくなったとき、サードパーティの機能拡張アプリも多く用意されているので、自社開発や外注のコストをかけずに自由に機能拡張できるのも大きいです。(月額 数百円〜)

低コストで始められる

プログラミング技術がなくてもネットショップを構築できるサービス、というものが登場したのは15年前ぐらいですが、当時は1〜2万円 / 月が当たり前でした。

カラーミーショップはその当時から一貫して低コストでサービス提供しており、現在でもエコノミープランだと月1,000円以下です。(エコノミープランは終了し、フリープランが登場 *「カラーミーのフリープランとBASE比較」)

販売手数料がかからない

最近では「無料」を謳うASPも増えましたが、その分販売手数料は割高です。慈善事業じゃないので当然です。

商品代金+送料に対して何%、という仕組みなので、売上が上がるほどに手数料は馬鹿にならない金額になっていきます。

たとえばBASEの場合、決済手数料(3.6%+40円)と別に3%の販売手数料が必要なので、注文単価3,000円・月10万円の売上であれば約7,800円が手数料としてかかります。

カラーミーはプランに関わらず販売手数料が発生しないので、売上が増えるほどに有利に働きます。

必要な機能が一通り揃っている

仮にフリープランであっても、ネットショップ運営に必要な機能は基本的に全て揃っています。
ざっと上げておくと、

  • 会員専用の価格設定や限定公開ができる
  • 在庫アラートで売り逃しを防げる
  • 商品レビューを受け付けられる
  • ギフト設定・名入れ機能が使える
  • 配送会社の伝票発行データに準じた出入力ができる

などなど。当たり前みたいなものも混じってますが、ASPによっては無い場合もあるので。

たとえばShopify (PRリンク)のようなグローバル展開しているサービスだと、配送伝票データを出力するだけでも有料アプリを使わざるを得ません。(これが解消されれば圧倒的にShopifyをすすめます)

決済の組み込みが簡単で豊富

カラーミーでは自分で任意の決済方法を追加して利用する形ですが、定番のカード決済・代引き・銀行振込などのほか、Amazonペイ、楽天ペイ、Lineペイ、PayPayなど、人気の高い決済方法も豊富に用意されています

キャッシュレス化に伴い求められる決済手段も幅広くなってきましたが、新しい決済の導入が早いのはGMOグループならではでしょうか。

他社サービスとの連携が早い

これも大手GMOグループならではのメリットというか、Instagramショッピングや、note for ショッピングなど、目新しい連携サービスが出てくると大体最初に対応しています。

参考:カラーミー、Instagramショッピングに対応

カラーミーショップのデメリット

ここからデメリットを3つ挙げておきます。

基本のテンプレートがsmarty

カラーミーショップ(PRリンク)はhtmlの知識がなくてもショップデザインが出来るように、無料・有料テンプレートがいくつか用意されており、smarty(phpのテンプレートエンジン)をベースに作られています。

昔から同じものを使い続けているのでしょうけれど、viewport設定などはJavaScriptで追記しているというユニークなテンプレートです(テンプレによって違うみたい)。xhtmlで文字コードはeuc-jp。

費用も労力も掛かるのは承知ですが、そろそろhtml5(というかLS) に合せて作り直してくれないかなーと儚い望みを抱いています。

ちなみに完全xhtmlではないのでhtmlLS準拠で書くのは問題ないですしブラウザも読み取ってくれます。

この点については、テンプレートをそのまま利用するのであれば特に問題ないことです。

画像管理機能がガラクタ

これはもう庇いきれないレベルでひどいです。

早いところ何とかしてもらえないかなと願っています。

https://mihune.shop-pro.jp/?mode=blog&slug=colorme-ftp

2018 – 2019年不具合が頻発していた

*注記 最近ほぼ聞かなくなったので「頻発していた」と書き直しました。

このところシステム障害が頻発しすぎです。メールが届くのに時間がかかる、など軽微なものが多いですが、サーバーが一斉にダウンしたこともありました。

これまでも何度かシステム障害(管理画面にアクセスできない・お客さんが注文完了できない)やサーバーダウンはありましたが、ここまでトラブルが続くのは初めてではないでしょうか。

カラーミー側が何か新しいシステムを導入しようとしているのか、何なのか分かりませんが、早急に改善してもらいたい点です。

カラーミーショップの評価まとめ

全体的に判断すると、初めてネットショップを選ぶ方から、月商数百万をねらう会社まで幅広くおすすめできる良いサービスです。
良い意味でゆるいので、自由度が高くイメージしたショップが作りやすいと思います。

フリープランでお試し –> 設定を引き継いだままレギュラープランに変更 も可能なので、手始めにフリープランから試してみるのもありだと思います。

どなたかの参考になりましたら幸いです。

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