「アクセス数はそれなりにあるのに、なぜか商品が売れない」
「広告やSEOでショップへの訪問者は増えた。でも、売上につながらない」
カラーミーショップを運営していると、この問題に悩む時期があるのではないでしょうか。
もちろん、商品の価格や品揃え、写真、説明文など、売上に影響する要素はたくさんあります。
しかし、アクセスがある程度集まっているにもかかわらず購入されない場合、見落としてはいけないのが「ユーザーが買い物をしにくい状態になっていないか」という視点です。
たとえば、スマートフォンで商品ページがなかなか表示されない。購入ボタンが見つけにくい。カートに入れたが選択したオプションは在庫切れだった。
このような小さな「使いにくさ」が積み重なると、商品を購入する前にユーザーが離脱してしまいます。
そこで重要になるのが、UX(ユーザー体験)の改善と、Webサイトそのものの速度改善です。
原因①:スマホでの表示速度が遅く、買い物を始める前に離脱している
ECサイトにおいて、表示速度は単なる「快適さ」の問題ではありません。
ページを開いてから商品が表示されるまでに時間がかかれば、それだけユーザーが商品を見る前に離脱する可能性が高くなります。
Googleも、ページの読み込みパフォーマンス、操作への応答性、表示の安定性を測定する指標としてCore Web Vitalsを提供しています。現在の主要な指標はLCP・INP・CLSの3つです。
- LCP:主要なコンテンツが表示されるまでの時間
- INP:クリックやタップなどの操作にページがどれだけ素早く反応するか
- CLS:読み込み中にレイアウトがどれだけズレるか
Googleは、良好なユーザー体験の目安としてLCP 2.5秒以内、INP 200ミリ秒未満、CLS 0.1未満を示しています。
ここで重要なのは「PageSpeed Insightsで100点を取れば売れる」という話ではないことです。
Google自身も、Core Web Vitalsは検索順位を決める唯一の要素ではなく、良好なスコアだけで検索上位が保証されるわけではないと説明しています。
とは言え、遅いページがユーザーの離脱や購買機会の損失につながる可能性は無視できません。
Googleの過去のモバイルECに関する調査でも、ページ速度とコンバージョンの関係が確認されており、Google Adsの公式ブログでは、リテール分野においてページ読み込みが1秒遅れるとコンバージョンが最大20%低下する可能性があるというデータも紹介されています。
つまり、せっかくSEOや広告で集客しても、「商品を見る前に帰られている」のであれば、集客施策だけを強化しても売上につながりにくいのです。
カラーミーショップで速度が遅くなる典型的な原因
カラーミーショップでは、ショップ運営を続けるうちにさまざまな「遅くなる原因」が積み上がりがちです。
- 歴代の担当者おのおのが追加したデザインやプログラムがあちこちにあり、削除して良いかどうか判断できないのでテンプレートがどんどん膨れあがっている。
- 複数のカラーミーアプリを追加している
- アクセス計測や広告計測タグなどが複数はいっている
- 動作やSNS投稿を多数埋め込んでいる
- チャット・接客ツール
- 多数の商品画像やバナー
これらがすべて悪いわけではありません。
問題は、必要以上のJavaScriptや画像を、必要のないページでも読み込んでいないかということです。
例えば、商品ページでしか使用しないスクリプトをトップページでも読み込んでいれば、ユーザーが必要としていない処理のためにブラウザの負荷が増えてしまいます。
使われていればまだ良いですが、使われるあてもないのに外部からデータを取得しているプログラムが残存しているケースもあります。(以前は使っていたのだろうと思われる)
このような場合は、テンプレートのHTMLやJavaScriptを調査し、「何が読み込まれているのか」「いつ実行されているのか」まで確認する必要があります。
原因②:購入手続きやカート周りが不親切で「カゴ落ち」が発生している
もう一つ見落とされやすいのが、商品を購入しようと思ったユーザーが、購入完了までたどり着けているかという問題です。
商品ページを見て、「これは欲しい」と思ってもらえたとしても、そこから購入までに余計な迷いがあれば、ユーザーは離脱します。
これがECサイトでいう「カゴ落ち」の大きな原因の一つです。
スマートフォンで「押しにくい」購入ボタンになっていないか
PCでは問題なく見える購入ボタンでも、スマートフォンでは小さすぎたり、周囲の要素と近すぎたりすることがあります。
また、商品選択のプルダウンや数量変更、カラー・サイズ選択などが複雑になると、ユーザーは「次に何をすればいいのか」が分からなくなります。
特に商品ページでは、
- 商品を確認する
- 商品オプションを選択する(できればオプションごとに在庫表示する)
- 数量を決める
- カートへ入れる
- 購入手続きへ進む
という一連の流れが、スマートフォンでも直感的に理解できることが重要です。
「買える状態」ではなく「買いやすい状態」を作る
ECサイトでは、「カートに入れるボタンが存在するから問題ない」とは限りません。
長い商品説明文の下までいかないとカートに追加ボタンが出てこない、
選択項目が分かりにくい、
エラーが発生したとき何が問題なのか分からない、 などなど。
このような小さな摩擦が、購入率(CVR)を下げる原因になります。
だからこそ、アクセス数だけを見るのではなく、「ユーザーがどこで迷い、どこで離脱しているのか」という視点でショップを見直すことが重要です。
売上低迷から脱出する「ミフネWEB流・2つの技術的アプローチ」
ここまでの話をまとめると、「カラーミーショップが売れない」という問題に対して、単純にデザインを作り直す必要があるとは限りません。
現在のショップを活かしながら、コードとユーザー導線をピンポイントで改善するという方法があります。
アプローチA:デザインを崩さない「Core Web Vitals高速化」
まず行いたいのが、現在のテンプレートを調査したうえでの速度改善です。
例えば、次のような作業が考えられます。
- 不要なJavaScript・CSSの読み込みを確認する
- 外部スクリプトの読み込みタイミングを見直す
- 初期表示に不要な画像を遅延読み込みする
- LCPの原因になっている画像や要素を特定する
- 画像サイズや表示領域を適切に設定する
- CLSを発生させているHTML・CSSを修正する
ポイントは、単純に「画像を軽くする」「コードを削除する」といった作業ではありません。
ユーザーが最初に何を見るのか、そのために何を先に読み込む必要があるのか。
ブラウザがHTMLを解析し、CSSやJavaScriptを処理し、画像を表示して、ユーザーが操作できるようになるまでの流れを考えて改善します。
これが、デザインを大きく変更せずに行う「テンプレートからの速度改善」です。
アプローチB:直感的に買える「UX/UIの最適化カスタマイズ」
次に、購入までの操作そのものを見直します。
例えば、カラーミーショップのテンプレートを大幅に作り直さなくても、次のような改善が可能です。
- スマートフォンで購入ボタンを押しやすくする
- 商品バリエーションの選択状態を分かりやすくする
- 購入ボタン周辺の情報を整理する
- カート投入後の導線を短くする(AmazonPay活用など)
- 入力エラーなどをユーザーが理解しやすい形で表示する
例えば、購入ボタンを単純に大きくするだけではなく、スマートフォンの画面サイズ、周囲の要素、スクロール位置、JavaScriptのイベント処理などを確認しながら調整します。
どこまで修正が必要かによりますが、既存HTML構造を変更せず、CSSや小さなJavaScriptの追加だけでも改善できることもあります。
つまり、「ショップを全部リニューアルする」ことと「何もしない」ことの間には、かなり多くの改善方法があります。
「カラーミーショップが売れない」を技術的に見直す
アクセスがあるのに売れないとき、「もっと広告を出そう」「もっとブログを書こう」と考えるのは自然なことです。
しかし、その前に一度、現在のショップをユーザーの立場で購入完了まで操作してみることをおすすめします。
- スマートフォンでページを開く。
- 商品を探す。
- 商品画像を見る。
- サイズやカラーを選ぶ。
- カートに入れる。
- 購入手続きを進める。
この一連の流れの中に、「目的の商品がすぐに見つからない」・「待たされる」・「次にどうすれば良いのか迷う」・「ボタンが押しにくい。押したのに反応がわるい」という瞬間がないでしょうか。
もしそうした箇所があるなら、そこにはCVRを改善できる余地があります。
GoogleもCore Web Vitalsを、単なるSEOスコアではなく、実際のユーザー体験を測定する指標として位置づけています。
また、速度とUXは別々の問題に見えて、実際には密接につながっています。
「表示されない」「反応しない」「どこを押せばいいか分からない」「画面が動いて押し間違える」。
こうした一つひとつの摩擦を取り除くことが、結果として「買いやすいショップ」を作ります。
まとめ:「売れない」を「売れる」に変えるには、テンプレート側からのテコ入れを
カラーミーショップの売上が伸びないとき、必ずしもショップ全体を作り直す必要はありません。
アクセスがすでにあるのであれば、むしろ現在訪問しているユーザーを、どこで逃しているのかを調べることが改善の第一歩になります。
表示速度が遅いならCore Web Vitalsを改善する。
購入操作が分かりにくいならUX/UIを改善する。
スマートフォンで操作しにくいなら、HTML・CSS・JavaScriptを調整する。
こうした技術的な改善を積み重ねることで、現在のデザインやショップの資産を活かしたまま、購入までの摩擦を減らせる可能性があります。
「売れない」を「売れる」に変えるためには、表から見えるデザインだけではなく、システムの裏側からショップを見直すことも重要です。
ミフネWEBでは、カラーミーショップ公認パートナーとしての知見を活かし、カラーミーショップのテンプレートカスタマイズ、UX/UI改善、表示速度改善まで対応しています。
「まずは購入ボタン周辺だけ直したい」
「スマートフォンでの操作性を改善したい」
「PageSpeed Insightsのスコアが悪いので原因を調べてほしい」
「アクセスはあるのに売れない原因を技術的な視点から見てほしい」
このようなピンポイントのご相談も歓迎しています。
軽微なUX/UIカスタマイズ(最短1時間・4,400円〜)から、本格的なCore Web Vitals・表示速度改善まで、現在のショップの状態に合わせてご提案します。
「カラーミーショップが売れない」と感じたら、サイトを作り直す前に、一度その原因を技術的に調べてみませんか。
